みなさんは、自分が食べているものにどんなものが使われているのかご存知でしょうか?昔は食品に関する事件や偽装の問題が多く、世間も注目いしていたと思います。
そのためか、食に対して「今は大丈夫!」と思っている人も多いと思います。果たしてそうなのでしょうか??
今回は健康に関することで特に様々な食品に入っている「植物油脂」についてこの記事で取り上げたいと思います。
植物油脂とはなにか?
植物油脂とは、植物性の油を加工して、常温で固体化したものです。つまり、植物性の油は常温で固体化することはありません。
植物油脂を精製する工程で、生成されるものがトランス脂肪酸です。このトランス脂肪酸は自然界には存在しない物質になっています。
トランス脂肪酸とはなにか?
トランス脂肪酸とは、自然科には存在しない物質で、人間の体内に入ると、異物として認識されます。
トランス脂肪酸をとりすぎるとどうなるの?
トランス脂肪酸の働きにより、血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増加し、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減少します。
その結果、脳卒中、動脈硬化や心筋梗塞などの心臓病やⅡ型糖尿病のリスクが高まります。
植物油脂をとりすぎないようにするためには?
まずは、食品の成分表示を見てみましょう。すると植物油脂との記載があると思います。サイトによっては、植物油脂の中には、体に害のないものもありますよとの記述もありましたが、どの植物油脂が使われているのかぱっと見ただけでは判断がつきません。
そのため、植物油脂の記載があれば、その商品を買うことを控え、植物油脂を使用していない商品へと切り替えをお勧めします。特に、マーガリンやショートニングなどの植物油脂にはトランス脂肪酸が含んでいるものが多いため、使用は控えたほうがいいでしょう。(おいしいんですけどね・・・・)
欧米での植物油脂の使用状況は?
アメリカでは、2018年から水素添加油脂の使用を制限しました。また、WHOも2023年までにすべての食品からトランス脂肪酸を排除するように呼び掛けています。
まとめ
いかがでしたか?植物油脂というとすごく聞こえはいいですが、とんでもない物質が含まれているものも存在することが分かったと思います。
日本の製品の多くに植物油脂が含まれており、全く食べないということは難しいかもしれませんが、意識することで極力削減はできると思います。健康で過ごすためにも、日頃から意識したいですね。